2013年2月26日火曜日

地吹雪と牛の移動

地吹雪と吹雪の違いが分かりますか?


吹雪とは降雪が伴うもの

地吹雪とは降雪が伴わず、風によって地面の雪が巻き上げられる現象を指します



吹雪の場合、あからさまに天気が悪いのでそれと分かりますが、地吹雪の場合は基本的にそんなに悪くない むしろ良い時があります

画像は青空の良い天気に見えますが、風が強いんです

そして真ん中のあたり 少しモヤがかかったような所 あそこが地吹雪 危険です あそこから先はほとんど前が見えません というか、前を向いて歩くことができません こんな日はできるだけ外に出たくはないのですが・・・



土田牧場には牛舎が4棟あります
メインの牛舎には親牛と仔牛、残りの3棟が育成舎です 育成舎はそれぞれ♀の初期育成、♀の後期と♂の初期、♂の後期(肥育)に分かれています

産まれてきて育っていくうちにそれぞれの牛舎に移り、初めてのお産が近くなった時メインの牛舎の戻ってきます

仁賀保高原の冬はなかなか晴れないので移動するタイミングが難しいのですが、春までやらないでいると保育用の部屋があふれてしまうのでちょっと天気がいい時を見計らって移動します

保育用の部屋の残数が少なくなってきたのと、ちょっと天気がよく思えたので牛移動を敢行したのですが、やり始めたら地吹雪が・・・




 
 
着いたら暖かい部屋があるからとなだめつつの牛移動ですが、牛も人も少々うんざり気味です
 
 
 


2013年2月25日月曜日

牛飼い英才教育

我が家の子供たちは保育園から帰ってくると、必ず牛舎に来ます
親が二人ともそこにいるからなんですけど・・・

初めのころは、牛舎に来て作業着?に着替えたら安全なところで遊ぶだけだったんですけど、そのうち親がやっていることに興味が出てきたんでしょうね、「親の近く」=「牛の近く」の来るようになりました いつもと違う動きをする小さい人間に牛達が興奮するのではないか?という心配をよそに平然としているので、どこにいるかだけ必ず確認してあとは子供のしたいようにさせていました

その中でも興味深々だっだたのが手搾り
産んで間もない母牛や機械で搾りきれなかった牛など手で搾ってやるのですが、あそこから手で搾ると牛乳が出てくることが面白いらしく、最初は「見せて!」と近づいてくるだけだったのですが、そのうち「やらせて!」となりました 乳搾り体験をした方なら分かると思いますが、そんな簡単に出るものではありません しかも3歳児(当時) まぁまぁ握るだけだよ、くらいな感じで膝の上に座らせて搾らせてみると「ちゅ~」っと出したのです それが楽しかったのか、それからは手搾りをしていると必ず搾りに来るようになりました 搾るときはイスと専用のバケツを使うのですが、手搾りをしていると教えてもないのにそのイスとバケツを準備して来るようになりました

何があるかわからないんで一人では搾らせなかったのですが・・・
ついこの間ベテランの牛がお産をしましていつものように手搾りをしていると、これまたいつものようにもう4歳になった娘がバケツとイスを持て来たなと思ったら、いつもは隣に座るはずなのに向かいに座ったのです つまり牛を真ん中にして右側に私が座り、左側に娘が座って二人で一頭を搾る形になりました 
「大丈夫?」って聞くと「だいじょうぶ まっこはこっちからね」と言って搾りだしたのです しかもいい勢いで。 そんなに足を上げる牛ではないし、この勢いなら牛も不安がらないだろうと思い、「お父さんちょっと行ってくるから、まっこは搾っててくれる?」と聞くと 「いいよ」と即答 そうっと離れると普通に搾っている! その足で携帯を取りに行きパチリ





やらせではない証拠写真も
 
 
この子は牛飼いとして大成する と確信する親バカでした





2013年2月23日土曜日

ミルクハウスOPEN !

今日、2/23から今季のミルクハウスがオープンします

・・・とはいっても改装中のミルクハウスはまだ完成していませんので、当分の間ジャージーホール(無料休憩所)とヨーデル(レストラン)での営業となります

そして、実は今年、土田家にジャージー牛が来て55年目のアニバーサリーなんです(場長談)
50年目のアニバーサリーはやったっけ?という疑問はさておき、55thアニバーサリー企画があります

牧場レストラン「ヨーデル」において、ランチセットがお得になります

ヨーデルランチA ¥1350 (ラムスライス +ジャージー焼肉)   →¥1000
ヨーデルランチS  ¥1600 (ラム肩ロース +ジャージー焼肉)   →¥1500 


動物のおうち「セントバーナー舎」にも新しいお友達が加わりました



まだまだ雪はたくさんありますが、にかほ市さんの懸命な除雪のおかげで道路状況は良好です

皆様のお越しをスタッフ一同、心よりお待ちしています



 



 

                 

           

2013年2月6日水曜日

晴れた日には



仁賀保高原の冬は滅多に太陽を見ることができません
ひと月に1~2日あるかないか

だから今日は晴れる!っていう日は朝から準備をして牛を外に出してあげます
雪の多い所なのでそのまま出すと埋まります
除雪をして埋まらないようにして、壁を作って深い所に行かないようにして、やっと出せるようになるのは昼近く 

扉を開けると察知していた牛達が入口付近でひしめいています
ゲートを開けると一目散 大興奮 勢い余って壁を突き破り、四肢が完全に雪に埋もれ身動きが取れなくなる牛も・・・

しばらくは興奮状態が続きますが、次第に平静に戻ります
そして全員、ぼーーーっとしています
まさに日向ぼっこ

 
 
 
 
 
 
 
 
これだけ天気が良くても気温は4℃
3時間も外にいれば、さすがに寒そうです
ゲートを開けてやると静かにですが、全員中に入ってきます
そしておがくずを敷いたベットの上で夕方の搾乳まで爆睡
 
なんか、幸せそうです


2013年2月4日月曜日

期待の新人





シベリアンハスキーの♂です

名前は 「じょんじょん」 です

我が家の子供たちは牧場にあるトラクター「ジョンディア」のことを「ジョンジョン」と呼んでいます
この仔も初めは「ジョン」だったのですが、いつの間にか皆が「じょんじょん」と呼んでいたので、そう決まりました 画像は到着した日のものです

遊びに来て、可愛がってやって下さい

冬眠してました…

土田牧場のホームページ及びブログを見てくださった皆様、
今まで更新せずに本当にすみませんでした

12月の忙殺に始まり、大雪、年度末の市民市場出張販売、恒例の大量の提出書類に追われる日々を過ごしてきました ブログ、ブログと頭にありながらもPCの前で沈没の毎日でした

しかし、今日はもう2月4日 そう暦の上での「春」のこの日に冬眠から覚めるべく一発奮起することにしました

遅くなりましたが今年もよろしくお願いします




さて各地大雪に見舞われている今年の冬ですが、土田牧場もご覧の通り雪に埋もれています
しかし、例年の積雪量と比べるとちょっと少ないような気がします 降り始めるのが早かったので除雪にかかる燃料費はかさんでいますが・・・


11月のブログにも書きましたがミルクハウスの改築が進んでいます

撮りためた画像がありますのでそちらから。


周りの柵の解体開始


ミルクハウスの解体
 


改築って一部だけリフォームすることだよね・・・?
 
 
 
そして何も無くなった 奥に見えるのはジャージーホール
 
 
 
大雪の中の基礎打ち
 
 


基礎打ち終了 資材もどんどん運び込まれてきました
 


 

場長から改築と聞いていたので「改築します」と書きましたが、ほぼ新築みたいです・・・
 
変化があり次第アップします
 
 
 
春になったら、新しくなったミルクハウスに遊びに来てください