今日はにかほ高原も暑かった
最近、梅雨らしい日が続いていたので余計に。
仕事の合間に放牧地の方に目をやると牛がいない
はて。
今日はちょっと遠くの、でも牛舎から見えるところに放牧したのに、いない
脱走して奥の放牧地へ逃げたのか?
牛舎から放牧するときの出入り口付近は、放牧地が一望できるのでそこへ移動すると
・・・いた。しかもすぐ近くに。
思わず
「お前ら、何やってんねん」
この暑い中、全員身を寄せ合うようにじっとしている
・・・虻だ
この時期、牛の糞と湿気の中ですくすくと育った虻の蛆が、次々と成虫(虻)になり、晴れた日には猛威を振るう
牛も尻尾で対抗するが、体の隅々まで届く訳ではないので当然刺される
じゃあどうするか
寄り添うんです
1頭だけだと尻尾で払っても、また戻ってくる
でも隣に牛がいると、そっちに行ってくれるかもしれない
近くにいる牛が多ければその確率は断然上がる
だからこんなに暑いのに寄り添うんです
そして、早く牛舎に入りたい
虻は涼しくて暗いところを好まない
だから、牛舎の中にそんなには入ってはこない(果敢な数匹はいます)
そのことを牛は知っているので、入口付近まで戻ってきている
予定より数時間も早いが、これ以上外にいるのはストレス以外の何物でもないので、集牧。
虻が元気なのは一か月半くらい
その間の辛抱。
数日前は霧も出て快適だったのに・・・ |