2014年7月25日金曜日

梅雨の合間に




今日はにかほ高原も暑かった

最近、梅雨らしい日が続いていたので余計に。


仕事の合間に放牧地の方に目をやると牛がいない

はて。
今日はちょっと遠くの、でも牛舎から見えるところに放牧したのに、いない

脱走して奥の放牧地へ逃げたのか?


牛舎から放牧するときの出入り口付近は、放牧地が一望できるのでそこへ移動すると

・・・いた。しかもすぐ近くに。



思わず

「お前ら、何やってんねん」

この暑い中、全員身を寄せ合うようにじっとしている



・・・虻だ

この時期、牛の糞と湿気の中ですくすくと育った虻の蛆が、次々と成虫(虻)になり、晴れた日には猛威を振るう

牛も尻尾で対抗するが、体の隅々まで届く訳ではないので当然刺される

じゃあどうするか


寄り添うんです

1頭だけだと尻尾で払っても、また戻ってくる
でも隣に牛がいると、そっちに行ってくれるかもしれない
近くにいる牛が多ければその確率は断然上がる

だからこんなに暑いのに寄り添うんです

そして、早く牛舎に入りたい

虻は涼しくて暗いところを好まない

だから、牛舎の中にそんなには入ってはこない(果敢な数匹はいます)

そのことを牛は知っているので、入口付近まで戻ってきている


予定より数時間も早いが、これ以上外にいるのはストレス以外の何物でもないので、集牧。

虻が元気なのは一か月半くらい

その間の辛抱。


数日前は霧も出て快適だったのに・・・